Saturday, January 15, 2005

オイルのこと再び

SZ-suzuka12266

自分が初めてアルファに乗り始めた頃、名古屋のショップに毎週のように出掛けていました。このショップはエンジンチューニングの技術は高いのですが、大将がヘンコツというか、なかなかエンジンに手を付けてくれませんでした。そのようなことで、一年間はオイル交換だけにせっせと通わされました。ようやく一年くらいお付き合いして、私の乗り方を理解してくれたのか、エンジンに手を入れてくれました。でもここからネジが外れる?までは早かったですね。最後はGTVがポルシェと同じくらいの価格になっていましたから・・・。

それはさておき、このとき色々なオイルを試したお陰で、エンジンオイルの勉強をさせてもらいました。当時好んで使っていたのは、BPのスーパーコース、これはシングルの30番で、寒い本国イギリスでは使い難かったそうですが、日本の気候にはマッチしてトルクフルないいオイルでした。その他はエルフのMOTO 4、(これはトルク感はありませんでしたが、もういい!と言うくらいよく回るオイルでした)、その他ペンズ・オイルの砂漠仕様、モチュール、カストロールのR40(これは植物油、入れたその日、例の大将にメタルが錆びるからと、その場で有無を言わさずリフトに載せられ、抜かれました。30kmも走行してなかった・・・、でも匂いと回り方はすごく良かった)などなど色々と経験しました。

オイルくらいで、と言ってもそれは大きな間違いかもしれません。オイル選びは結構奥深いんです。何でも入っていればいいというものではありません。エンジンの組み方にもよるでしょうが、オイルそれぞれに個性があって、ここがまた面白い所です。必要な油膜さえ確保できれば、低粘度のオイルの方がパワーも出て、オイル循環も良いため、エンジンの冷却に効果的なことは言うまでもありませんが、SZのようなピストンクリアランスの大きいエンジンでは、オイルの消費量が増えてしまいます。そういうこともあって、SZではモチュールの300V、やレッドラインの15W−50を使ってきました。

今回は少し浮気をして、バーダルのレーシング10W−60を入れてみましたが、トルク感があり、且つ高回転でよく回る良いオイルでした。自分は個人的にバーダルのオイルが好きなんです。浮気と言えば、ニューテックのオイルも試したことがありました。これもエステル系の良いオイルですが、お利口さんと言えばそうなのかもしれません、リニアにストレス無くよく回るのですが、スムース過ぎて、個性にかけた味のないオイルでした(舐めてはいませんよ)。2回ほど試しましたが、好きになれませんでした。ごめんなさい、これはあくまでも個人の好き嫌いの判断ですからご容赦ください。

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