Sunday, January 09, 2005

トランス・アクスル 万歳

TAと言えば、トヨタが次期スーパースポーツとして開発中の車は、トランスアクスルを採用するらしいとの噂ですが、これで、ようやくトヨタも20数年前のアルファに並んだような気がして、密やかにほくそ笑んでいる自分です。かつてトヨタがコストが高すぎるという理由で、採用を成しえなかったTAですから、トヨタもゴージャスになったものです。世界のトヨタですから、きっとすごい車を出してくるのでしょうね。

近代のエンジンやミッションが、いくら軽量化されたと言っても、大型のロング・ホイールベース車では、車両の前後重量配分にTAは今もって優位かもしれません。現にFRのフェラーリはTAですものね。それでもアルファは、あの小さなボディーで20年以上も前に、採算を度外視してこれを採用したところがすばらしいと思いませんか。

国産車の脚回りしか見たことの無い整備工場で、どうってことも無い武骨なセダンの75を下から覗いた時、メカニックが決まって「すごいですねぇ、まるでレーシングカーのような構造ですねぇ」と驚きます。「そ〜でしょ〜」。そんなとき、ちょっと(いやいや、多大に)優越感に浸るミーハーな自分です。しかし、インボード・ブレーキにまで凝ったおかげで、ブレーキに風は当たらないし、エクゾーストに近いブレーキ・キャリパーには条件が厳しかったり、といろいろ問題はあるのですけれどね・・・。そこがアルファらしいのかもしれません。

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