Tuesday, June 07, 2005

ブレーキ・バランサー(追記)

以前からもう少しSZのブレーキ性能を向上させたいと思っていました。そもそも、SZはトランスアクスルといっても前後の重量バランスは明らかに前寄りで、且つV6エンジンの重心位置が高いというハンディとフロントサスペンションの容量不足からブレーキング時にノーズダイブをしてしまい、リアの荷重が抜けて後ろのブレーキが思ったほど仕事をしてくれていないことは以前から実感していました。

フロント荷重を減らすためカーボンボンネットやドライバッテリーに交換したり、クァンタムにショックを製作してもらうなどの改良をしてからはフロントのノーズダイブはみごとに解消され、ブレーキング時にリアに荷重が残りリアブレーキがずいぶん効くようになったためか、総じて制動力はかなり改善されました。それでも前述のようにフロントブレーキのグレードアップを果たし、次は積極的にリアのブレーキを使ってみたいという願望はありましたので、ブレーキバランサーはボディーができ上がったら是非とも試してみたいと思っていたパーツでした。ただ、自分のような「へっぽこドライバー」には過ぎたパーツと思っていたので、なかなか整備工場のマエストロに言い出すことができませんでした。本人の心配をよそに意外にすんなり許してくれましたが・・・。

アルファのトランスアクスルはエクゾーストの取り回しからリア・キャリパーに排気熱を受けやすく、またインボードディスクで走行風がキャリパーに当たりにくいため、後ろのブレーキに仕事をさせることは難しいと考えられます。ただし75やフェッタと違ってSZの場合、リアのディスクがベンチレーテッドなので積極的に利用する余裕はあることも予想されました。まだサーキットでブレーキ・バランサーの恩恵にあずかっていませんが、SZの操縦性と挙動にコントロール要素が増えたことは有利になることに違いありません。・・・・のはずなのですが。

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